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予備試験

社会人の予備試験学習スケジュール|1週間の計画と崩れたときの立て直し方

カテゴリ 予備試験
公開日 2026/06/22
更新日 2026/08/26
著者 上野 塾長
社会人の予備試験学習スケジュール|1週間の計画と崩れたときの立て直し方

コツコツと、最短合格!!

どうも、こんにちは。ローラボの上野です。

今日は、仕事を続けながら予備試験を目指す方に向けて、学習スケジュールの組み方をお話しします。

平日は仕事があり、勉強できるのは夜と休日だけです。予定を立てても毎週のように崩れてしまいます。予備試験の勉強は、どのような順番で進めればよいでしょうか。

こうした相談を受けると、私はまず、予定表よりも実際に使えた時間を見ます。社会人の学習計画では、最初から一週間ではこなせない量の課題を入れていることが多く、意志の問題だけでは片付けられないからです。

毎日の欄を細かく埋めても、残業が一度入れば後ろの予定までずれます。そこで決めておきたいのが、本試験日から逆算した年間の流れと、週末までに仕上げるものです。

「民法を3時間勉強する」では、何が進んだのか分かりません。「民法の過去問を1問検討し、答案構成を作る」と決めれば、週末にできたかどうかを判断できます。予定が崩れたときも、答案構成を残すために何を削るか選べます。

社会人の予備試験学習スケジュールは、曜日ではなく週末までに仕上げるものを決める

社会人には、予定どおりに勉強できない日があります。残業、出張、家庭の用事、体調不良まで、すべてを前もって予定表へ書くことはできません。

私は、一日ごとの遅れを取り戻すより、一週間の中で予定を動かす方を勧めています。水曜日に勉強できなければ、その課題を金曜日へ移す。金曜日も難しければ、週末の答案作成に必要な部分だけを残す。この方が、計画を何度も作り直さずに済みます。

週の初めに決めるのは、次の3点です。

  1. 今週の中心科目
  2. 週末までに仕上げる答案または答案構成
  3. その答案に必要な条文・論点・短答知識

曜日ごとの予定は動かして構いません。ただし、週末までに何を完成させるかは曖昧にしないでください。

学習時間と一緒に、解いた問題や書いた答案を記録します。時間だけを残すと、「勉強はしたが、何も完成していない」という週が出てきます。

予備試験の年間スケジュールは本試験日から逆算する

予備試験は、短答式試験、論文式試験、口述試験の順に行われます。最初に、受験する年度の日程を法務省の司法試験予備試験ページで確認してください。

試験日は年度によって変わります。前年の記憶ではなく、正式な日程を起点にします。

学習段階 中心となる学習 週ごとに残すもの 次へ進む目安
基礎学習 基本講義・基本教材・条文の確認 学んだ範囲の短答演習、短い答案構成 基本概念を使って問題を検討できる
短答・論文の基礎演習 短答過去問と論文の書き方 短答の誤答記録、答案または答案構成 間違えた理由と答案の課題を説明できる
本試験に向けた演習 過去問・時間を測った起案・弱点補強 本番を意識した答案、翌週の修正点 制限時間内の処理手順が安定している
口述対策 問答形式の確認・手続の復習 答えられなかった質問の記録 条文や手続の流れに沿って答えられる

私は、基礎講義をすべて聞き終えてから論文対策に入る計画は勧めません。講義中は分かったつもりでも、問題を前にすると、どの条文を使うのか分からないことがあるからです。

初学者なら、長い答案を毎週書く必要はありません。設問を読み、条文を探し、結論までの骨組みを作るところから始めます。基礎学習の時期は、短い答案構成で十分です。

社会人が予備試験の1年合格を目指すなら、使える時間を先に計算する

「1年で合格したい」という目標は分かりやすいのですが、期間だけでは学習スケジュールになりません。現在地と、仕事を続けながら実際に使える時間が必要です。

次の内容を紙に書き出します。

  • 法律を学んだ経験
  • 終えた講義や教材
  • 短答過去問を解いた範囲
  • 論文答案を書いた経験
  • 平日と休日に確保できる時間
  • 繁忙期や家庭の予定で勉強できない期間

週10時間の計画を作っても、繁忙期に5時間しか取れなければ、差は毎週積み上がります。年間52週をすべて同じ条件で使えるものとして計算しないでください。

私なら、繁忙期、年末年始、体調不良を見込み、最初から課題を入れない予備週を置きます。遅れを吸収する週があれば、一度予定が崩れても年間計画まで作り直さずに済みます。

1年合格は目標であって、すべての社会人に当てはまる標準スケジュールではありません。現在地と学習時間を計算し、無理があれば課題量や受験時期を見直します。

週5時間・10時間・15時間の学習配分例

一週間に使える時間が変われば、完成させられるものも変わります。次の表は、論文の基礎演習に入った方を想定した例です。

週の学習時間 知識・条文の確認 短答演習 論文演習と復習 週の成果物
5時間 1時間 1時間 3時間 答案構成1通と、次回直す点の記録
10時間 2時間 2時間 6時間 答案1通または答案構成2通と、解き直し
15時間 3時間 4時間 8時間 時間を測った答案1通、別問題の答案構成、復習記録

週5時間しか取れないのに、全科目を均等に進めようとすると、どの科目も問題演習まで届きません。今週は民法、翌週は刑法というように中心科目を決めます。移動時間には、別科目の短答知識を確認する程度にとどめます。

週15時間使える場合も、教材を増やす必要はありません。同じ過去問を解き直し、前回指摘された点を別の問題でも修正できたか確認する方が、答案の変化をつかめます。

社会人が予備試験の勉強を1週間で回す例

平日に1時間ずつ、休日に合計5時間を確保できるなら、次のように組めます。

曜日 取り組むこと その日に残すもの
月曜日 前週の復習と今週の問題選び 今週直す点を一つ決める
火曜日 問題文を読み、条文を確認する 使う条文と主要な論点のメモ
水曜日 答案構成を作る 検討順序と使う事実のメモ
木曜日 関連する短答問題を解く 間違えた理由の記録
金曜日 予備日 終わっていない課題を一つだけ進める
土曜日 時間を測って答案を書く 答案1通
日曜日 答案を見直し、次週へつなげる 修正点と翌週の課題

曜日は入れ替えて構いません。水曜日に残業があれば、答案構成を金曜日へ移します。

ただ、平日の遅れをすべて土日に押し込む計画は続きません。週末の答案作成に必要な課題だけを残し、それ以外は翌週以降へ回してください。

週末には、答案または答案構成が一つ残ったか、短答で間違えた理由を記録したか、前回と同じ失敗を繰り返していないかを見ます。その上で、翌週に直すことを一つ決めます。

学習計画が崩れやすい3つの原因

空いている時間をすべて課題で埋めている

平日に2時間空いているからといって、毎日2時間分の課題を入れれば、残業が一度入っただけで崩れます。

使える時間のすべてを予定で埋めず、週に一度は予備の時間を残してください。使わなかった予備時間は、解き直しや条文確認に回せます。

「勉強する時間」だけを目標にしている

「今週は10時間勉強する」という目標は、時間を確保するには役立ちます。しかし、10時間後に何が終わっているのかまでは分かりません。

「答案構成を1通作る」「短答の誤答を20問見直す」など、終わったかどうかを判断できる課題も置いてください。

遅れた課題をすべて翌週へ持ち越している

今週できなかった課題を翌週へそのまま足すと、翌週は始まる前から容量を超えています。

遅れた課題は選び直します。次の演習に必要なら残し、別の教材と内容が重なるならやめる。後からでもよければ月末へ動かします。

予定より1週間遅れたときの立て直し方

一週間遅れたからといって、年間計画を最初から作り直す必要はありません。残った課題を、次の三つに分けます。

分類 判断の基準
今週残す 次の答案や試験に直接必要 今週書く問題の条文確認
後ろへ回す 必要だが、今週でなくてもよい 別科目の復習、追加問題
やめる 他の課題と重なる、目的が曖昧 同じ範囲を扱う別教材の通読

今週残す課題から、仕上げるものを一つ決めます。民法の答案を書く予定が崩れたなら、完成答案が難しくても、答案構成と使う事実の整理までは終わらせてください。

次に、なぜ遅れたのかを確認します。仕事で時間が減ったのか、一つの講義に予定以上の時間を使ったのか、復習範囲を広げすぎたのか、答案構成で止まったのか。

仕事が原因なら翌週の課題量を減らします。答案構成で止まったなら、勉強時間を増やす前に、条文や論点の理解へ戻ります。原因が違えば、立て直し方も変わります。

月に一度確認したい5つのチェックポイント

週の予定だけを追っていると、年間スケジュールからどれだけずれたのかを見落とします。月末に、次の5点を確認してください。

  1. 今月、答案または答案構成を何通残したか
  2. 短答で繰り返し間違えた分野はどこか
  3. 同じ指摘が答案で再発していないか
  4. 計画した時間と実際に使えた時間にどれだけ差があったか
  5. 来月、減らす教材や課題は何か

予定どおりに進まなかった月は、課題を足す前に量を減らします。それでも本試験までに必要な演習へ届かないなら、学習時間や受験時期まで含めて見直します。

月間チェックでは、実際に使えた時間と完成した答案を見ます。その数字に合わせて、翌月の学習計画を組み直してください。

独学受験生は「使った時間」より学習記録を残す

独学では、学習スケジュールが合っているかを自分で判断します。「今日は2時間勉強した」に加えて、次の内容を記録してください。

  • 解いた年度・科目・問題
  • 答案または答案構成に使った時間
  • 短答で間違えた理由
  • 答案で繰り返した失敗
  • 次の問題で確認すること
  • 翌週へ持ち越した課題

この記録があれば、どこで止まっているのかを追えます。

答案を書く時間より答案構成に長くかかっているなら、起案数を増やす前に、設問分析や論点選択を見直します。短答の同じ分野で間違えるなら、問題数を増やすより、条文と判例の確認へ戻ります。

学習記録を見ても次に何を優先すべきか決められないときは、直近答案と記録を第三者に見てもらう方法があります。

学習計画を見直す前に用意するもの

自分で見直す場合も、誰かに相談する場合も、次の資料をそろえます。

  1. 受験する年度と正式な試験日程
  2. 直近1か月の学習時間
  3. 解いた問題と書いた答案
  4. 短答の誤答記録
  5. 使用している教材・講義
  6. 仕事や家庭で勉強できない時期
  7. 今、一番止まっている作業

「勉強が遅れています」だけでは、何を減らせばよいのか判断できません。

「週10時間の予定でしたが、実際は6時間でした。答案を書く前の講義視聴に時間を使い、過去問まで進めませんでした」と分かれば、次に変える場所が見えます。

一方で、予定どおり時間を使えているのに答案の評価が変わらない場合、原因は計画ではなく答案の直し方にあります。切り分け方は論文答案が伸びないときの原因の特定方法で説明しています。

自分だけでは優先順位を決められず、答案と学習計画を一緒に確認したい方は、司法試験・予備試験の個別指導の内容をご確認ください。

よくある質問

社会人は予備試験の勉強に週何時間必要ですか?

必要な時間は、現在の学習段階や受験までの期間で変わります。まず、毎週確保できる時間を5時間、10時間、15時間など現実的に見積もってください。その時間で仕上げる答案または答案構成、短答演習、復習を決め、週末に何が残ったかを確認します。

予備試験の1週間のスケジュールはどう組めばよいですか?

週の初めに、その週に仕上げる答案または答案構成を一つ決めます。平日は必要な条文・論点の確認と短答演習を進め、休日に時間を測って答案を書き、最後に復習します。曜日どおりに進めることより、週の成果物を完成させることを優先してください。

予備試験に1年で合格するスケジュールは社会人にも可能ですか?

現在の知識、確保できる学習時間、仕事や家庭の状況によって異なります。本試験日から逆算し、基礎学習、短答対策、論文対策に必要な時間を確保できるか計算してください。無理がある場合は、課題量や受験時期を見直します。

学習計画が1週間遅れたら、どう立て直せばよいですか?

遅れた課題を翌週へすべて持ち越さず、試験日や講義日など動かせない予定と、次の演習に必要な課題だけを残します。それ以外は延期または中止してください。同じ遅れが続くなら、最初に設定した課題量を減らします。

独学でも予備試験の学習スケジュールを管理できますか?

管理できます。学習時間に加えて、解いた問題、書いた答案、繰り返した指摘、翌週へ残した課題を記録してください。記録を見ても優先順位を決められない状態が続く場合は、直近答案と学習記録を第三者に見てもらう方法があります。

まとめ:週末までに残す答案を一つ決める

社会人の予備試験学習スケジュールは、予定表を守るために作るものではありません。本試験日から年間の流れを逆算し、今週残す答案または答案構成を決めるために使います。

予定が崩れたら、遅れた課題をすべて翌週へ持ち越さず、次の演習に必要なものだけを残してください。毎週の学習記録を見ながら課題量を調整すれば、仕事の状況が変わっても、年間スケジュールまで作り直さずに進められます。

それでは、今日も最後に一言!

今日も、コツコツと最短合格!!

では、また別の記事でお会いしましょう!最後までお読みいただきありがとうございました。

#予備試験 #学習計画 #社会人 #学習方法
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